- MC乾燥が気になる季節になりましたが、お肌が乾燥するとどんなことが起こるのでしょう?
- 山本肌が乾燥すると、肌が敏感になり、外からの刺激に対してトラブルが起こりやすくなります。防ぐためには“保湿”がとても重要になってきます。保湿について、日頃どのようなお手入れをされていますか?
- MC化粧水、美容液、乳液で、水分が逃げないように気をつけているのですが。。。
- 山本そうですね。皆さん水分を肌の上から与えるというケアをしていらっしゃると思いますが、保湿にとって本当に必要なのは、「体内からわきあがってきている水分をいかに肌の内側にとどめておけるか」ということなんです。保湿のためにできることは2つあり、一つが、中からわきあがってくる水分を増やしてあげること。そして2つめは、その水分を外に逃げないようにとどめておくためのスキンケアです。
- MC内からと外からのケアですね。内側から水分がわきあがってくるというのは、どういう状況なのでしょう?
- 山本人の体は60兆もの細胞でなりたっています。その細胞を元気にすることが必要で、そのための4つの秘訣があります。 1つ目は、日々口にしている食べ物です。食べたものがすべて細胞になっていきますので、今日の朝食、昼食が約2週間後には細胞になることを意識してバランスよく食べることが大切です。あたり前のことですが、これが基本中の基本です。2つ目は、適度な運動です。生まれてきた細胞の分裂を助け、きれいな細胞で満たしてあげるには代謝をあげることが必要です。出来るだけ歩くとか、エレベーターに乗るところを階段にするとか、ちょっとした心がけで効果がありますよ。毎日継続できるような軽い運動を続けていくことが大切です。これによって、きれいな肌になるのが早くなります。
- MC3つめは何ですか?
- 山本「睡眠」をとることがすごく大切です。睡眠は最強の美容液とお話しているのですが、人が起きている間は脳や臓器に血液が集中しているので、肌とか末端の血管には血液が行き届いていません。睡眠中は脳や臓器が休まるので、すみずみの細胞まで血液(栄養)がいきわたるチャンスなんです。
- MC忙しいと3時間しか睡眠がとれないのですが、短い睡眠の中でも美容によい方法はありますか?
- 山本睡眠は時間ではなく、質のよさが重要です。寝る前30分が要です。副交感神経が働いているリラックスモードに切り替えることが大切なので、寝る前30分は、パソコンや携帯を見るのは止めて、好きな音楽を聴くなど、脳に刺激の少ないことをしてください。睡眠がとれないときには、食生活に気をつけるなど、他の項目でバランスをとることも大切です。
そして、4つ目は「ホルモン」です。肌に関係しているホルモンは、女性ホルモン。美肌ホルモンといわれたりします。この女性ホルモンをいかに分泌させるかということになるのですが、、、、。恋をすると女性はきれいになるといいますよね。これはまさに女性ホルモンがたくさん分泌されているからなんです。肌もきれいになりますし、イキイキして見えます。 - MCでも、結婚していたりすると、トキメキも減ってきますよね。。
- 山本そうですね(笑)。そういう方にお薦めなのは、映画や小説でドキドキすることです。これでも女性ホルモンは分泌されます。日常生活の中にトキメキを入れてあげましょう。私は息子の顔を見るだけで胸がキュンとなりますよ。
- MCなるほど。わくわくした気持ちで、生活に刺激を与えることが大切なんですね。
- 山本はい。この4つが成り立って、初めてきれいな肌が生まれます。お肌は1ヶ月くらいで生まれ変わりますので、 せっかく生まれてきたきれいな肌をきれいなまま生まれ変わらせるために必要なのがスキンケアです。
- MC今日は豆乳の日、ということですが、豆乳にはどんな効果があるのでしょうか?
- 山本私は、中学から大学まで、社会人になってからと海外で過ごしていたのですが、海外では日本よりも豆乳パワーが認められているように思います。スターバックスなどでも、ほとんどの女性が美容によいと意識してソイラテを注文されます。
- MC具体的にはどのような成分が関わっていますか?
- 山本豆乳パワーについてお話しする上ですごく大切なのが、先ほどお話した女性ホルモンに似た働きをするといわれているイソフラボンです。豆乳は、イソフラボンを取り入れやすい食材として美肌によいといわれています。さらに、代謝を助けるビタミンB群も美肌に欠かせない成分ですが、これも豊富に含まれています。また、注目したいのはオリゴ糖です。東洋医学では腸は肌の鏡といわれます。オリゴ糖は腸内環境をよくするので、お通じもよくなって美肌につながります。食してオールマイティーな食材ですね。
- MCお肌につける効果というのはあるのでしょうか?
- 山本私も今回のイベントのお話をいただいて勉強したのですが、イソフラボンは、美肌に必要な4つの要素をすべてカバーしているんですね。保湿効果もありますし、肌の中で水分を保つヒアルロン酸も生産しますし、美白や、老化を防ぐ抗酸化の働きもあるそうです。また、豆乳には12種類のイソフラボンがあって、保湿が得意なもの、美白が得意なものなどそれぞれに得意分野があるそうです。
- MCそれらがバランスよくカバーし合ってマルチな効果が生まれるのですね。
- 山本これまでは、ビタミンCがオールマイティーな成分だと思っていたのですが、それに代わるような成分になるかもしれませんね。祖母の家の近くのお豆腐屋のおかみさんの手がとても白くてきれいで気になっていたんです。今回イソフラボンのことを知って、もしかしたらこのためなのかもしれないと私の中でつながりました。イソフラボンをつけても効果がある、ということは、今後活用していきたいと思います。
- MC海外では、外からつける効果については知られているのでしょうか。
- 山本中からとるということは一般常識として浸透しつつありますが、つけることは知られていないと思います。今後注目して欲しいですね。
- ありがとうございました。まずは、4つの秘訣「①食事、②運動、③睡眠、④ホルモン」のバランスを心がけながら、“ソイスチャー”を実践して潤いを手に入れていきたいと思います。本日はありがとうございました。